パワフルなエンジン、優れた操作性、小旋回性能、ゆとりある快適キャブ。
さまざまな点で高く評価され、伝説と賞賛された「ZAXIS125W」が、お客様の熱いご要望の声に応え、2003年の登場以来、14年ぶりに6型として、フルモデルチェンジしました。
伝説のDNAをさらに進化、熟成させ、ここに新たな歴史を刻む「ZAXIS125W」。レジェンド・モデルの「復活」です!
コンパクトながらパワーのあるエンジンと車体の軽量化により優れた加速性能とスムーズな登坂性能を実現。
そしてフロント油圧式サスペンションの採用によって、オペレータが、性能の高さと力強さを感じる滑らかで柔軟な動きを実現しました。
その快適な乗り心地は、繊細さと慎重さを要求される難しい現場でも、柔軟性を失いません。
コンパクトながら最高速度38 km/h、優れた走行・加速性を誇るエンジンは、俊敏な機動力を支えるタフな立役者。排出ガス規制2014年基準に対応し、環境性能と高出力を両立しました。
「尿素SCRシステム」はNOxを大幅に削減する後処理装置です。エンジンからの排出ガスは、混合パイプ内で噴射された尿素水(アンモニア)と混合し、SCR触媒によって無害な水と窒素に分解され、排出ガスのクリーン化に貢献しています。
パワフルなエンジンによって、力強い加速とスムーズな登坂性能を実現。走れる“ホイールショベル”を継承する機動力と快適な走行性を達成しました。
フロント油圧式サスペンションを採用。走行中のショックを吸収し、オペレータの疲労を軽減、快適な乗り心地を実現しています。
泥かみ性、泥はけ性に優れたトレッドパターンを採用した専用タイヤを開発。高い安定性が得られ、走行中の振動も低減します。
後端旋回半径1,740 mm、フロント最小旋回半径1,750 mmのコンパクトな旋回能力が、狭い作業現場で能力を発揮します。 小回りの利くボディは、軽快さと見切り性の良さにより、3.5 mの道幅においても、スムーズな作業をこなします。
テールランプに省電力と明るさに優れたLEDランプを採用しました。車体の建屋高さを80 mm下げて拡大した後方視界は、明るさを増して視認性が向上し、作業性と安全性が格段に強化されました。
車体上部でメンテナンスを行う際の転落事故を防ぐため、
車体の左右に転落防止用ハンドレールを搭載しました。
作業時にアクセルペダルから足を離すと、フロントサスペンションシリンダが自動的にロックされる、オートアクスルロックシステムを搭載。機体の安定度が高まり、オペレータは微細な操作が要求される作業に集中することができます。
油圧システムにHIOS Ⅳを採用。操作性・作業性を向上し、現場対応力を強化。(*HIOS=Human and Intelligent Operation System)
油圧システムのHIOS Ⅳ化により、以下の機能が付加されました。
アームスピードアップに貢献。ブーム下げ動作時にブームシリンダ内の圧油の循環(再生)を実施します。ポンプからの圧油をすべてアームに使うことで、ブームを下げながらアームを操作する複合動作が速くなります。
掘削力アップに貢献。アームロッド側の圧油を、ポンプに戻さずアームボトム側に循環(再生)させると、引きの動作は速くなりますが、力が出ません。そこで高負荷時は、再生を自動でキャンセルし、掘削力を高めます。
バケット位置の固定に貢献。バケットに荷を積んだまま待機していても、アンチドリフト弁の働きでバケットの位置を保持します。
オペレータが作業しやすい、快適な運転空間を人間工学に基いて設計しました。機械の情報や周囲の状況など必要な情報がすぐにわかり、長時間操作でも疲れにくい運転空間を実現しました。
走行移動中の右前方視界は、安全運転のためにも重要です。本体の右側部を極力後退させ、オペレータからの視認性を高めています。
7インチモニタと本体右側に配置したカメラを用い、機械の右側の映像を表示することができます。湾曲の少ない映像は、対象物との距離感を把握しやすく、安全性の向上に貢献できます。さらに、モニタのボタンにより、右側 / 後側 / 右側と後側の2画面に切り替えることも可能です。
ほぼフラットになるシートを採用し、オペレータの休憩をサポートします。今までにない安らぎの空間を実現しました。
昼間でも見やすい大画面のカラー液晶マルチモニタ、ドアと連動するLEDルームランプ、ドリンクホルダにストックスペースなど機能的なアイテムを備えた運転席。手元のコントローラを回して機械のさまざまな状態を運転席から把握できます。