簡単な操作で効率的にオペレーションを行うため、
ZWシリーズが現場のニーズに応えて、さらにグレードアップしました。
磨き上げられた先進のアクティブエンジンコントロールシステムは、
操作状態をシステムが判断し、ムダのないスムーズな稼働をサポート。
ベテランオペレータのような低燃費運転を実現することができます。
優れた低燃費性能と、高い操作性を実現した新型ZWシリーズは、
さまざまな現場において、最適なパフォーマンスを発揮します。
写真はオプションのバケットシリンダロッドガード、プレクリーナ(ボウルタイプ)を装備しています
ZW-5B シリーズから好評の「アクティブエンジンコントロールシステム」がさらに進化しました。登坂時のパフォーマンスを向上させ、さらなる低燃費化を実現。エネルギーロスのない理想的な操作をアシストします。
ホイールローダ発進時の急加速を抑え、可変容量形油圧ポンプ
による掘削時のエネルギーロスを低減。
ムダのない低燃費運転を実現します。
掘削作業時、ダンプへのアプローチ時、積込み後の動作時、
走行時など、各作業シーンにおける操作性を徹底追求。
操作をサポートするさまざまな機能と装備を搭載しました。
オペレータは、迅速かつ効率的に作業を行うことができます。
搭載したトランスミッションはオートモードを標準装備。走行負荷に応じて最適な
ギヤを自動選択し、燃料消費量を低減します。さらに、作業状態を自動で判別する
「変速遅延モード」を搭載したことで、最適シフトでの走行、掘削・積込み時の車速超過を抑制。低燃費化に貢献します。
シフトスイッチを最高速段に維持しながら掘削・積込み作業が行える、新しいタイプのフルオートモードです。
稼働を支える優れたメンテナンス性を実現。さらに、さまざまな作業条件や過酷な現場を想定し、高い耐久性と堅牢性を備えた車両を開発しました。
エアクリーナに内蔵したプレクリーナがホコリ・ダストを大幅に低減し、エンジンの耐久信頼性が向上。また、エアフィルタの交換時期が大幅に延長。メンテナンス費用の削減に貢献します。さらに、吸気の力で渦を発生させ、大きなゴミを分離、自動排出する「プレクリーナ(サイクロン式)」をオプション設定しました。
もっと意のままに、力強く、素早く。過酷な環境下でもタフな性能を。
使い勝手がよく、シンプルであれ。
現場の求める“ リアル” なニーズに、どこまで近づけるか。
日立建機らしい「操作性」を求め、数々の挑戦を積み重ねた
新型ZAXIS-6、ここに誕生。
新しい排出ガス規制にも対応し、これからの時代をリードする
日立建機の次世代油圧ショベルです。
環境規制が強まるなか、NOxを削減する「尿素SCRシステム」は、次世代のディーゼルエンジンに必須のシステムです。エンジンからの排出ガスは、連結パイプ内で噴射された尿素水(アンモニア)と混じり合い、SCR 触媒で無害な水と窒素に還元され、クリーンな排出ガスとなります。
低燃費と高出力化に貢献。3つのポンプそれぞれに電磁弁を追加しました。きめ細かい流量制御ができるようになり、エンジンへの負担を軽減できます。右の図は、ハーフレバー時のポンプ流量を示しています。TRIASⅡは、同じ操作を少ない流量で行うことができ、省エネ運転に貢献しています。
従来機(ZX-5)から進化した「TRIASⅡ システム」は、ポンプの電磁弁を3つに増加。各部位に応じた油量を調整できます。それぞれの電磁弁は、オペレータのレバーの操作に応じて自動制御されます。たとえば、ハーフレバー操作時は、出力を比較的必要としない部位の油量を削減しつつ、アクチュエータの油量は一定量を確保。これにより、繊細かつ機敏に動かすことができます。
大型カラー液晶の採用で、太陽光の下でもさらに見やすく。右前側のキャブのピラーに設置し、作業中の視界を妨げないサイズに収めました。手元のマルチファンクションコントローラのダイヤルを回すと次々と情報が表示され、広い視野角の後方カメラは、カウンタウエイトのほぼ真下まで確認することができます。
メンテナンスを確実に行うには、その作業が容易にできることも重要です。かける時間が短く、安全に、しっかり整備できる。それが機能維持と長寿命化につながります。
稼働機械を独自に調査し、さまざまな改善を盛り込んだ新型ZAXIS。
長期間稼動に欠かすことのできないエンジンの耐久性を中心に、大幅に強化されています。