BUSINESS 事業領域

建築や造成などの土木工事においては、着工から竣工までの間に様々な作業が発生し、それぞれに応じた建設機械が必要になります。また、地下工事や海事土木など様々なシチュエーションごとの特殊な工事にも、製品・ソリューションで対応していきます。

古くなった建造物を壊す解体現場でも建設機械が多く稼働しています。一般的な解体作業だけでなく、建物に機械を載せて上層階から解体作業を行う階上解体、建物の内部を解体する内装解体など、あらゆる解体現場に対応した製品があります。

採石現場では油圧ショベルだけでなく、ホイールローダも多く稼働し、街中では見かけないような大型重機が使われ、硬い砕石を扱う過酷な現場環境に対応した特別強化仕様機が活躍しています。

非常に高温となる製鉄所内では、耐熱性に優れた重機や、無線での遠隔操作が可能な重機、排出ガスゼロの電動式油圧ショベルなど、安全性能や環境性能の高い重機が多く使われています。

船からの荷降ろしや荷積みをするために、港でも様々な重機が使用されています。
特殊フロントを装備することで、より遠くのものを掴めるような重機や、防塵対策を施し、船内で稼働できる油圧ショベルやホイールローダもあります。

金属リサイクルや自動車解体、廃棄物処理をする現場でも重機は使用されています。
現場の用途に合わせ、様々な仕様の機械があり、金属を吸着させるためにマグネットを取り付けたものや、対象物を掴むことに特化したグラップル仕様など多岐にわたります。

全国各地の山林でも重機は使用されています。林業においては伐採、造材、運搬など用途に合わせ、様々な仕様の機械があります。
急勾配の山林や、狭い山林の中でも作業できるよう、林業現場に特化した特殊仕様機もあります。

船の上に設置して使用する重機もあります。海底や川底の清掃（浚渫）や、船上からの積荷の上げ下ろしを行う際に使用されています。
海底や川底の汚泥処理などを行うために海水に備え、耐海水や防錆処理が施されていることで、水中の掘削が可能となります。

高速道路や一般道、駐車場を舗装する現場など、道路インフラ整備でも重機が活躍しています。
高速道路開通などの大型工事から一般道の修繕まで、様々な道路工事現場に対応した建設機械があります。

畜産や農業の現場でも重機は使用されています。
動物や農作物への影響を限りなく少なくするため、排ガス規制や騒音規制をクリアした環境性能の高い重機をラインナップとして揃え、生産現場を支えています。

降雪地域での除雪のため、様々なアタッチメントを装着したホイールローダが使用され、地域のインフラを支えています。アタッチメントは雪を路肩に寄せるものや、雪を運ぶものなど様々で、ホイールローダ本体にも防寒対策が施され、寒い過酷な環境でも稼働できるようになっています。

近年、急速に普及するICTにも日立建機日本としてソリューションを展開しています。ICTに対応した重機はもちろん、ICT施工を進めるための管理システムなど、様々なソリューションも用意。お客さまのICT導入を支援し、お客さまのチームの一員としてICT施工を支えています。