俊敏な動きとスムーズな操作性
「HIOS Ⅳ システム」
オペレータのレバー操作量に応じて積極的にポンプ流量を制御する「HIOS Ⅳ システム」。2 つのポンプには独立した電磁弁が備えられ、状況によって各ポンプの流量を制御します。
たとえば、ハーフレバー操作時は、出力を比較的必要としない部位の油量を削減しつつ、アクチュエータの油量は一定量を確保。これにより、繊細かつ機敏に動かすことができます。
チューニング機能

複合操作する際に優先する側のスピード調整をモニタ上で設定することができます。オペレータは、自分好みのスピードのバランスが設定でき、より操作し易くなります。
●アタッチメント/アーム優先
アタッチメントとアームを同時に複合操作する際に、優先する側のスピード調整が設定できます。
●旋回/アーム優先
旋回とアームを同時に複合操作する際に、 優先する側のスピード調整が設定できます。
アーム側は「引き」と「押し」の2 通りを選択できます。
掘削増速システム

アーム引きスピードアップに貢献。掘削時のアームスピードを増速させるため、 アームシリンダに、ポンプからだけでなくブームロッドからも油を合流させます。
ブーム再生システム

アームスピードアップに貢献。ブーム下げ動作時にブームシリンダ内の圧油の循環 (再生)を実施します。ポンプからの圧油をすべてアームに使うことで、ブームを下げながらアームを操作する複合動作が速くなります。
環境への配慮と低燃費によるランニングコストの低減
NOxを大幅削減する尿素SCRシステム
環境規制が強まるなか、NOxを削減する「尿素SCRシステム」は、次世代のディーゼルエンジンに必須のシステムです。エンジンからの排出ガスは、連結パイプ内で噴射された尿素水と混じり合い、SCR触媒で無害な水と窒素に還元され、クリーンな排出ガスとなります。
モニタで、尿素水の残量を確認
尿素水の残量は、燃料とともにマルチモニタでいつでも確認できます。作業の状況に合わせて、事前に補給することが可能です。なお尿素SCRシステムは、作業中も性能を保つための再生制御が自動で働き、NOx削減の効果を持続します。

「HIOS Ⅳ システム」
低燃費と高出力化に貢献。2つのポンプそれぞれに電磁弁を装備しています。きめ細かい流量制御ができるようになり、エンジンへの負担を軽減できます。右の図は、ハーフレバー時のポンプ流量を示しています。HIOS Ⅳ は、同じ操作を少ない流量で行うことができ、省エネ運転に貢献しています。

コモンレール式燃料噴射システム
PM 低減および高出力化と低燃費に貢献。燃料の量や噴射タイミングを電子制御します。
燃料を超高圧で噴射することで、効率の良い燃焼が可能です。

ConSite® Oil
エンジンおよび油圧機器に装着したオイル監視センサで
稼働中の機械のオイル状態を監視。
オイルの異常を検知することで、予防保全と機械寿命の延長に貢献します。