1. リコール情報
リコール届出番号
2022
リコール開始日
平成19年12月14日
不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(差動機)
不具合の状況
第一減速機のリングギヤ取付部の強度が不足しているため、差動機の左側サイドギヤとの摺動面が磨耗する場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、第二減速機の駆動軸が軸方向に押され、駆動軸の抜け止めボルトが折損し、最悪の場合、駆動軸が車輪ごと抜け出て、走行できなくなるおそれがある。
改善措置の内容
全車両、
- リングギヤを対策品と交換するとともにサイドギヤとの摺動面に表面強化熱処理を施したスラストプレートを追加する。
- 左側サイドギヤを新品と交換する。
- リングギヤ取付部の磨耗深さが4mm以上の場合、駆動軸の抜け止めボルトを点検し、異常が認められた場合、当該ボルトを新品と交換する。
自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置
- 使用者及びユーザーを全て把握しており、直接電話等でユーザーへ連絡する。
- 自動車分解整備事業者への連絡は、使用者を全て把握しているので、周知のための措置は取らない。
- 対策完了車については、後面窓ガラスの左下側又はモニタースタンド左側にステッカー(2022)を貼る。
2. 対象車
| 車名 | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 | リコール対象車の台数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日立 | LX705 | LX70-5 | L705-5101～8020 平成11年5月9日～平成15年9月30日 |
361台 | |
| (計2型式) | (計2車種) | (製作期間の全体の範囲) 平成11年5月9日～平成15年9月30日 |
(合計361台) |
