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1. リコール情報

リコール届出番号

1206

リコール開始日

平成16年9月1日

不具合の部位(部品名)

  1. かじ取り装置(ベアリングナット)
  2. 動力伝達装置(コントロールケーブル)

不具合の状況

  1. 揺動用のセンターピンのベアリングナットの緩み止め構造及び締め付けトルクの設定が不適切なため、走行中に揺動した場合、ベアリングナットの緩み止め用ベアリングワッシャがスペーサとともに動き、当該ワッシャの爪部が破損し、ベアリングナットが緩むものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベアリングナットが脱落し、最悪の場合、前後フレームが離脱するおそれがある。
  2. 前後進の操作用レバーのコントロールケーブル周辺の油圧ホースの固定位置が不適切なものがあるため、右左折時に当該ケーブルが油圧ホースと干渉することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ケーブルのかしめ部が破損し、操作用レバーを操作しても、後進走行ができなくなるおそれがある。

改善措置の内容

  1. 全車両、ベアリングナット、ワッシャ、スペーサを対策品に交換するとともに、ベアリングナットを適切なトルクで締め付け、ベアリングナットに止めねじを追加する。
  2. 全車両、コントロールケーブルの取付ブラケットを対策品に交換し、新品のコントロールケーブルを取り回しを変更して取り付ける。

自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置

  • 使用者:使用者をすべて把握しており、直接電話等でユーザへ連絡する。
  • 自動車分解整備事業者:使用者をすべて把握しているので、周知のための措置はとらない。
  • 対策実施済車については、ステッカー(1206)をダッシュボード左側面に貼り付ける。

2. 対象車

車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 リコール対象車の台数 備考
日立 CC150 CC150-0102~0110
平成14年7月15日~平成15年3月10日
9台
CC150C CC150C-0101~0111、0122~0126
平成13年3月15日~平成13年6月30日
16台
CC150CW CC150CW-0102~0230
平成13年1月15日~平成14年6月12日
129台
CC150C-2 CC150C-2-0101~0190
平成14年3月20日~平成16年3月26日
90台
(計4型式) (計4車種) (製作期間の全体の範囲)
平成13年1月15日~平成16年3月26日
(合計244台)
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