神奈川県相模原市にある有限会社サトウ草木は、津久井地域(相模原市緑区)の水源林整備や管理を中心に、広く草木に関する困りごとを30年近く解決してきました。近年は津久井産材の生産にも力を入れ、森林資源の新たな活用を目指しています。こうした地域密着型の林業に対して日立建機日本が提供するのは、「共に苦難を乗り越えるパートナー」とまでお客様に言わしめるサービスと熱意です。
現場の特性にフィットした林業仕様機の充実
最短で駆けつけてトラブル対処にあたるスピード感
圧倒的な当事者意識と体を張って問題解決する熱意
サトウ草木の特徴は、森林整備や素材生産といった林業のプロフェッショナルであることだけでなく、庭や工場における高木の伐採、災害時の倒木除去など、草木に関わることは山林に限らず幅広く請け負っている点。近年は薪の生産販売にも本格的に取り組み、キャンプ・ストーブ用の薪の無人販売は地域の人々やキャンパーたちに人気です。
日立建機日本との付き合いが始まったのは約 7 年前。サトウ草木が素材生産業に力を入れ始めた時期に重なると髙城倫通社長は言います。
「素材生産のために 1 トンや 2 トンもする丸太を山から引っ張り出すとなると、機械が必要になるんです。最初はレンタルでしたね。スイングヤーダ仕様と、枝払いや玉切りをするプロセッサ仕様のもの。次第に事業量が増えたから、機械を購入するようにもなりました。現在も、レンタルは引き続き使わせてもらっています。山にはいろんな地形があるので、現場ごとに最適な機械を柔軟に借りられるのがありがたいんです」
日立建機の重機を使っていて感じるのは、機械のクオリティの高さはもちろんのこと、サービス力の高さ。「何かあったらすぐ来てくれるんですよ」と髙城社長は続けます。
「極端な話、連絡したその日に来てくれるんです。これが日立建機日本さんの他社とは違うところですよね。とにかく最短で飛んで来てくれる。『現場を止めさせない』という意識を強く感じます。本当にありがたい対応です」
髙城社長によると、日立建機日本との取引において忘れられない出来事があるそうです。それは山で作業していた雨の日のこと。重機のクローラーに、地面に敷いていた鉄板が挟まってしまったのです。
「おそらく鉄板同士の継ぎ目の上を重機が通ったときに、鉄板の片方が沈んだか浮いたかして、旋回して入ってしまったんでしょうね。過去に見たことがないトラブルでした」
現場は山の中。急な斜面で広い道もなく、雨が降って地面はぬかるんでいました。そんな状況でクローラーに挟まった鉄板を引き出す方法など、誰も知りません。
夕方に連絡を受けた日立建機日本の営業担当者は、口頭で現場の状態を確認し、翌日の朝一番に現場へ駆けつけました。地面はぬかるんで泥だらけ、機械もまったく動かない……そんな状況の中、機械にワイヤーを引っ掛け、周囲の樹木を活用してあらゆる方向から重機を引っ張るなど、長いこと試行錯誤したといいます。数時間後にようやく鉄板が取り除かれて機械が動き出したとき、現場にいた全員が、サトウ草木と日立建機日本という会社の垣根を越えて喜び合いました。
当時のことを、髙城社長は次のように振り返ります。
「厳しい現場だったんです。雨が降っていて、地面はぬかるんでぐちゃぐちゃ。営業担当の方は、土と油にまみれてドロドロになりながら一緒に動いてくれたんです。
『絶対になんとかする』という強い想いを感じましたね。その姿を見たら、『私たちも試せることを片っ端からやろう!』という気持ちになった。あのトラブルを一緒に解決できたことは、忘れられません。その日を境に、日立建機日本さんは単なる取引先ではなくなりました」
髙城倫通社長
共に苦難を乗り越えたことで、髙城社長の日立建機日本に対する信頼が確立されたといいます。「日立建機日本さんの最大の魅力は、『人』ですよ」と、髙城社長は言い切ります。
「営業担当やサービス営業担当の方々がうちの会社にすっかり溶け込んで、なんでも相談できる身近な存在でいてくれるんです。担当者が変わっても、その“日立建機日本らしさ”は変わらない。だから会社として信頼できるんですよね。私だけでなく、現場のオペレーターたちもみんな、日立建機日本さんのことをパートナーだと思っていますよ」
過酷な現場が多い林業は慢性的な人材不足に悩まされ、人材の確保はあらゆる林業事業体にとって喫緊の課題とされています。その課題に対し、日立建機日本が提供する機械とサービスの力は、ひとつの解決策になるかもしれません。
「林業を魅力ある仕事にしていくために、機械化は欠かせません。人間が 20 人いてようやく引っ張り出せる丸太を、スイングヤーダがあればオペレーター1 人で動かせるんですから。仕事の大変さを和らげてくれるのは機械。ただ、その機械をもってしても、現場では予測不可能なことが起こります。そんなときに頼りになるのは、やっぱり日立建機日本さんです。今後もその時その状況に合った機械をどんどん使っていきたいので、引き続き頼らせてください」
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