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林業千歳林業株式会社様

林業の未来を共につくってくれる 信頼できるパートナー

林業の未来を共につくってくれる 信頼できるパートナー

北海道は羊蹄山の麓に本社を構え、地域の林業を牽引する千歳林業株式会社。日立建機の機械を初めて導入したのは30年以上前のことです。長きにわたって日立建機日本と取引を続ける理由は、市場に数多くない林業仕様機を扱っているからというだけではなく、「人と人との付き合いができるから」だと言います。

日立建機日本が提供する
3つのソリューション

技術力

現場の個性にフィットした林業仕様機の充実

サービス力

現場を止めないサポート体制と顧客目線の提案

人間力

業を超えた、人と人との付き合いから生まれる信頼感

導入経緯

日立建機のハーベスタ仕様機を購入したことが、林業経営のターニングポイントに

昭和63年に北海道の倶知安にて創業した千歳林業は、森林の搬出間伐や皆伐、丸太や薪の販売、土木工事や植林など、総合的な森林経営を行ってきた企業です。道内全域だけでなく青森県や兵庫県、広島県にも自社で保有する山林があるのが特徴で、その広さたるや、なんと東京ドーム約3,600個分。こうした広大な社有林と自社が保有する60台以上の重機を活かし、生産効率の高い事業を行う会社として北海道の林業をリードしてきました。

これほどまでに広大な山林を保有できたのは、「地道に信頼を積み重ねてきたから」だと、栃木幸広社長は語ります。

「木を植えて、間伐をして、山を育てることをみんなでやってきました。『単なる開発ではなく、きちんと山を育ててくれる会社になら』と山林を売ってくれる人は多いんです。しかし、創業当初から山林を買えたわけではありません。私が入社した平成初期は、林業は不況のどん底で、林業だけでは会社を維持することができなかったので、土木工事や芝刈り、水道管工事なども請け負っていました。地道に仕事をこなし、信頼を積み重ねた結果、さまざまなご縁があって山林を譲っていただけるようになったんです」

日立建機日本との取引が始まったのも、その「どん底」の頃。当時の千歳林業は、まだ重機を買えないほど小規模な会社だったといいます。

「それでも、当時の日立建機の営業所長が足繁く会いに来てくれたんです。釣りが好きな人で、釣った魚を持ってきてくれたりして。日立建機日本さんとのお付き合いが始まったのは、彼の人柄の良さに尽きますね。それから数年後、満を持して『ZAXIS130L』のハーベスタ仕様機を購入しました。導入後は生産性が飛躍的に向上し、売上もぐんと良くなって社有林も増やせるようになりました。私たちにとっては革新的な、今に繋がる原点とも言えるターニングポイントです」

導入の決め手

「現場を止めない」という強い意思と連携が生む信頼感

当時、数あるメーカーの中から日立建機の重機を選んだのは、林業仕様機を供給できる会社が他になかったことも大きな理由です。さらに、北海道と本州とでは山の傾斜や作れる道路幅の違いから、同じ林業機械でも求められる性能が違うと語るのは、藤原豊取締役部長。

「以前は、弊社と接点のある他社さんにも、切株などの障害物を避け易い腹高仕様(*ハイトラックフレーム仕様)の機械がありました。しかし、市場規模が小さいため今後はもう作れないと言われていたんです。となると、北海道の山林で活躍できる腹高仕様で、かつ13tクラスの機械は日立建機の『L仕様』ぐらいです。高傾斜も登っていける粘りのある登坂力が特徴で、切株を気にせず進んでいけます。泥や雪を落としやすい幅広の足回りは従業員によるメンテナンスの負担を軽くしてくれますし、摩耗が少ないのでランニングコストも低く済むんです」

また、「日立建機日本の営業担当者は、アタッチメントについてもよく理解している」と藤原部長は続けます。

「私たちはフィンランドのPONSSE社製のアタッチメントを使っていますが、海外メーカーのアタッチメントについて深く理解している営業担当者がいるかどうかは非常に重要です。昔はトラブルが起きたとき、海外メーカーに問い合わせても時差のせいで返事はすぐに来ませんでした。日本の販売代理店に問い合わせても、担当者がアタッチメントの仕様を理解していないと話が進まず、現場での作業は止まったまま。私たちとしては、それだけは絶対に避けたいところです」

その点において日立建機日本の営業担当者は、ダウンタイムを最大限に削るべく、代理店との連携や電話でのリアルタイムなやり取りはもちろん、オペレーターが山から帰ってくる頃合いを見て事務所に伺うなど、密なコミュニケーションも心がけてきたと言います。これに対して藤原部長もうなずき、こう続けます。

「いつでも電話に出てくれるし、急な連絡でも嫌な顔ひとつせず来てくれます。今の営業担当者さんとはもう10年の付き合いということもあり、『人と人との付き合い』をさせてもらっていると感じていますね。例えばハーベスタヘッドの配管ひとつ取っても、操作性と整備性を向上させるために、この数年間ずっといっしょに試行錯誤しながら、何度も作り変えてくれたんです。おかげで良い配管の型ができて、修理代が相当削減できました。今後は機械の寿命も伸ばせるかもしれません」

日立建機日本の営業担当者と藤原部長が数年かけて辿り着いた配管は、現在、担当営業が近隣地区の同業他社へも展開し、この地域ではスタンダードに。地域の林業の底上げにもつながりました。

今後への期待

日本の林業の未来を共につくる、信頼できるパートナー

千歳林業が現在保有する日立建機の重機は34台。さらに数台の重機を購入することも決まっており、今後も両社の『付き合い』は続きます。なぜなら、日立建機日本は千歳林業にとって「信頼のおける、なくてはならない会社」だからだと栃木社長は言います。

「建設機械の需要に占める林業仕様機の割合は高くないからなのか、メーカーによって力の入れ方に温度差があるように思います。でも、日立建機は林業との付き合い方が違います。今後も、もっともっと林業のほうを向いてもらいたい。そうしてより生産的に、安全に使える機械をどんどん開発してもらいたいです。近年では、林業業界全体に少しずつ明るい兆しも見えてきました。従業員の就労環境を改善するためにも、日立建機日本さんとの協力体制は切らしたくありません」

また、藤原部長は、日立建機日本を「日本の林業の未来を共につくるパートナー」だと表現した上で、未来のためにこんなことを期待します。

「バイオマスを使って燃料を自ら補えるような機械を近い将来作ってほしいです。それが実現すれば、現場でエネルギーを調達し続けることができる。そんなことが可能かどうかはわからないけれど、日立建機さんならいつか叶えてくれるんじゃないかと思って、つい期待してしまいますね」

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