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ZX135US-6 FEATURE

さまざまな省エネ機構により、低燃費に貢献

NOx を大幅削減する「尿素SCR システム」

環境規制が強まるなか、NOx を削減する「尿素SCR システム」は、次世代のディーゼルエンジンに必須のシステムです。エンジンからの排出ガスは、連結パイプ内で噴射された尿素水(アンモニア)と混じり合い、SCR触媒で無害な水と窒素に還元され、クリーンな排出ガスとなります。

マフラフィルタレスで、メンテナンスが容易

従来機で使用していたマフラフィルタ(PM除去フィルタ) を廃止しました。マフラフィルタの定期的な清掃や交換が不要となり長期的な保守管理費用の低減につながります。

モニタで、尿素水の残量を確認

尿素水の残量は、燃料とともにマルチモニタでいつでも確認できます。作業の状況に合わせて、事前に補給することが可能です。なお尿素SCR システムは、作業中も性能を保つための再生制御が自動で働き、NOx削減の効果を持続します。

「HIOS Ⅳ システム」

低燃費と高出力化に貢献。2つのポンプそれぞれに電磁弁を追加しました。きめ細かい流量制御ができるようになり、エンジンへの負担を軽減できます。右の図は、ハーフレバー時のポンプ流量を示しています。HIOS Ⅳは、同じ操作を少ない流量で行うことができ、省エネ運転に貢献しています。

さらに感覚に近づいた操作性

「HIOS Ⅳ システム」

6型ZAXISでは、さらなる低燃費を実現するために、レバー操作量に応じて積極的にポンプ流量を制御する「HIOS Ⅳ システム」を採用しました。2つのポンプそれぞれの電磁弁は、オペレータのレバーの操作に応じて自動制御されます。たとえば、ハーフレバー操作時は、出力を比較的必要としない部位の油量を削減しつつ、アクチュエータの油量は一定量を確保。これにより、繊細かつ機敏に動かすことができます。

掘削増速システム

アーム引きスピードアップに貢献。
掘削時のアームスピードを増速させるため、アームシリンダに、ポンプからだけでなくブームボトムからも油を合流させます。

重作業用の「HP モード」

3タイプのパワーモードを用意しました。新たな重作業用「HP モード」と、作業量を重視した「PWRモード」、燃費を抑える「ECO モード」により現場に応じた使い分けが可能です。

ブーム再生システム

アームスピードアップに貢献。ブーム下げ動作時にブームシリンダ内の圧油の循環(再生)を実施します。ポンプからの圧油をすべてアームに使うことで、ブームを下げながらアームを操作する複合動作が速くなります。

高圧時再生キャンセル機構

掘削力アップに貢献。アームロッド側の圧油を、タンクに戻さずアームボトム側に循環(再生)すると、引きの動作は速くなりますが、力が出ません。そこで高負荷時は、再生を自動でキャンセルし、掘削力を高めます。

新たな設計による数々の進化が確かな信頼と耐久性を生む。

燃料回路を大幅に強化し、エンジンの長寿命化を実現。

稼働機械を独自に調査し、さまざまな改善を盛り込んだ新型ZAXIS。
長期間稼動に欠かすことのできないエンジンの耐久性を中心に、大幅に強化されています。

高性能水分離機能付きプレフィルタを標準装備

高性能プレフィルタを標準装備。水分離機能によりエンジンへの水分混入をシャットアウトし、燃料品質を高めます。

高精度燃料メインフィルタ

二層式エレメント

ケースと一体型のスピンオンタイプのため、着脱時にゴミの混入を防げます。さらに、優れた濾過性能の二層式エレメントによりエンジンを保護します。

電動ポンプの大型化

ポンプ容量を従来機(ZX- 5)の150% にし、燃料流量を増加させ、エアが発生するリスクを低減しました。

冷却回路の強化

エクスパンションタンクの採用
ラジエータへのエアの混入を防止し、エンジンがオーバヒートするリスクを低減します。エクスパンションタンクは、従来のリザーブタンクとは異なり、常に加圧状態を保つことで、エアの混入を防止しています。さらに、自動的にエア抜きも行い、エンジンへの冷却性能を十分に発揮できます。

エクスパンションタンク

エンジンの耐久性向上

ピストン形状の最適化
燃焼室の形状を変更することで、燃焼効率を高めPMなどの有害物質の排出を低減するのと同時に、ピストンの耐久性も向上しています。

高耐久インジェクタを採用
異物が混入しても滑らかに動く、駆動力を高めたソレノイド。濾過性能を向上させた入口フィルタ。高硬度のDLCコーティングで保護する摺動部の範囲拡大など、各部の見直しと改良を加えたインジェクタを採用しました。

下ローラの強化

下ローラの摩耗と破損を低減

土砂が侵入した場合でも、フローティングシールの押付け力が維持できるようにO-リングの形状を変更したことで、潤滑性能を長く維持でき下ローラの耐久性が向上しました。

長期稼働を実現する耐久性の向上

新採用の機構でリターン配管の油漏れを低減

油漏れに強いフランジ接続とラバーホース接続を新たに採用。ラバーホースには、2カ所のバネで締付け力を維持するコンスタントトルククランプを採用しました。さらに、一部のOリングの材質を熱に強いフッ素に変更し、油漏れのリスクを低減しています。

新素材の吸音材で、騒音の低減効果を持続

新しい吸音材を採用。吸音効果を重視する部分はPET繊維の吸音材、エンジン周りには断熱性と気密性の高いEPDMフォーム(ゴムスポンジ)を採用しました。いずれも従来の素材より劣化しにくいため、吸音効果が持続します。

優れた品質を持続させる新素材の操作空間

コンソールの主要部分に、従来機(Z X- 5)で使用していた樹脂より紫外線耐性を高めたAES樹脂を採用。強い日差しが差し込むキャブ内でも変色しにくくなりました。さらに操作レバーのグリップの材質を変更。長期間使用するうちに、硬くなって割れたり、変色したりすることを抑えています。

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