導入の目的

天井が低い牛舎の中にも入る
コンパクトなホイールローダを求めて

北海道・十勝地方北部の上士幌町にて酪農業を営む株式会社サウィンファームさま。元々はサラリーマンとして働いていた代表の石川大輔さんが2014年に「新規就農」の形で設立。2023年に法人化し、現在はご夫妻で酪農業を営まれています。
サウィンファームさまは乳用牛をメインに約90頭の牛を飼育していますが、とりわけ大切にしているのは牛たちの健康。牛の乳房に雑菌が入り込むことで発症する乳房炎や分娩事故をゼロにすることを目標に掲げ、疾病や事故の少ない経営を心がけているといいます。
そのために重要なのは、牛たちが暮らす牛舎を清潔に保つこと。牛舎のこまめな清掃や搾乳時の衛生管理には人一倍気をつけて日々の業務に取り組んでいます。牛舎の清掃や飼料となる乾草や堆肥、牛たちの寝床となる麦稈(ばっかん)ロールを運搬する際にホイールローダを活用していましたが、ある課題を抱えていたと石川さんは話します。
「もともと使用していたホイールローダは私が新規就農時に譲り受けたものだったのですが、年代物のため故障しがちで修理代が馬鹿にならなかったんです。またホイールローダのサイズも大きく、天井が低い牛舎の中までは入らなかったため、作業効率も非常に悪かった。もう少しコンパクトなサイズのホイールローダが欲しくて、インターネットでいろいろと探していた時に見つけたのが日立建機のZW20L※1でした」※1 ZW20L(低床・低車高車)

導入のポイント

コンパクトなサイズ感と
パワフルさの両立が大きな魅力に

ZW20Lのコンパクトなサイズ感に興味をひかれ、すぐに日立建機日本のWebサイトからメールで詳細を問い合わせたという石川さん。検討段階で一番気になっていたのはZW20Lのパワーだったといいます。
「ホイールローダで運ぶ麦稈ロールの重さは300kg近くにもなるので、それだけの重量のものを安定して運ぶことが果たしてできるのか。これまで使っていたホイールローダよりもサイズがコンパクトになる分、どれくらいマシンのパワーがあるのかが一番気になりました。幸い、日立建機日本さんからホイールローダの用途や運ぶ物の重量、予算感などを細かくヒアリングして頂き、1つ1つ丁寧な説明があったので、そのあたりの不安は検討段階ですぐに払拭されましたね」
またZW20Lの購入にあたって、日立建機日本の営業担当者から建設機械に特化したファイナンシャルプランの提案ができる「日立建機リーシング」の紹介も受けたという石川さん。結局、別ルートからの融資方法が見つかり利用には至りませんでしたが、そのような営業担当者からの親身な提案もありがたかったといいます。最初に相談をもちかけてから納入までの過程もスムーズに進んでいきました。

導入の効果

牛の自立補助など、
これまで難しかった作業にも
ZW20Lが貢献

「ZW20Lを購入後、石川さんが実感したのはコンパクトなホイールローダの使い勝手の良さ。牛舎の中にホイールローダを入れて作業ができるようになったことで、作業効率は大幅に向上。飼料や麦稈ロール、堆肥の運搬といった従来の使い方の他にも、これまでは難しかったさまざまな作業が可能になったといいます。
「例えば、難産で苦しんだ牛が、稀に自力で立ち上がれなくなってしまうことがあります。自分の足で立てない牛は、体力的にもますます弱ってしまう一方です。そんな時、牛が立ち上げるのを補助する“カウリフト”という器具があるのですが、それをZW20Lで引っ張り上げることで、これまでよりも簡単に牛を立ち上がらせることができるようになりました」
また、別の牛舎から本牛舎へと牛を移動させる際にも、ZW20Lは活躍しています。牛の力は非常に強いため、これまでは牛舎の中まで人力で牛を移動させることに非常に難儀していたという石川さんですが、このようなところにも小型かつパワーも兼ね備えたZW20Lの強みを大いに感じているといいます。

将来の展望

今後、新しい建機を導入する際にも
日立建機のマシンがファーストチョイスに

購入から約2年、作業を行う日はほぼ毎日使用するなど高い稼働率を誇っているZW20Lは、もはやサウィンファームさまの運営になくてはならない存在になっていると石川さんは話します。アフターサポートとして年に1回、車両の状態チェックやオイル交換などを行う年次点検を実施。特に大きな不具合もなく、ZW20Lは石川さんの元で順調に活躍しています。
「現状でこれといった注文がないくらい、ZW20Lの性能には本当に満足しています。今、うちで導入している建機はZW20Lだけですが、これから新たに牛舎を増築することなどがあれば、ホイールローダ以外の建機も必要になってくるかもしれません。そんな場合は、日立建機が必ず第一候補になってくると思います」
石川さんと共に、酪農業における活用法と可能性を開拓するZW20L。「乳房炎・分娩事故ゼロ」をモットーに、牛たちの健康を第一に酪農業に取り組むサウィンファームさまを、当社はこれからも全力でサポートしていきます。

企業紹介

株式会社サウィンファーム

2014年設立、2023年法人化。「一頭一頭の牛を綺麗に」「作業は丁寧に」「乳房炎ゼロによる廃棄乳ゼロ・分娩事故ゼロ」をモットーに、牛たちの健康を第一とした疾病や事故の少ない経営を心がける。2023年現在、乳用牛をメインに約90頭の牛を飼育しており、乾草や堆肥、麦稈(ばっかん)ロールの運搬をはじめ、さまざまな作業にZW20Lを活用している。

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