インタビュー
日本全国のHITACHIの重機を所有されている
皆様からの声を紹介いたします。
山口のおいしい農作物に役立つ
日立建機のZX10U
日立建機のミニショベルZX10Uを導入している、山口県で農業を営む「農事組合法人 21世紀フラワーファーム」様の藤田さん母娘にお話を伺いました。
導入の目的
人にも環境にも優しい農業を目指して
山口県下松市街より7km離れた標高100mの場所で、花卉・青パパイヤ・イチジク・ブルーベリー・レモン等様々な農作物を生産する21世紀フラワーファーム様。自然農法での生産を信念に安心安全な農作物を提供し、6次産業にも取り組んでおり、農園で収穫した果実を原料にシフォンケーキやジャムなどを加工、販売している。また環境問題にも積極的に取り組んでおり、農園で使用する肥料も環境によいものを選定し、消毒剤を使用しない自然農法にこだわっていると藤田シゲ子さんは話す。
今回、ビニールハウス内での作業効率向上を図るため、女性でも簡単に乗れる機械を探し、日立建機ミニショベルZX10Uを購入されました。
導入のポイント
高齢化する農業、
若い人が始められる環境を。
「手放され荒れ果てた畑が増え続けている。行政と協力して、若い方でも安心して始められる農業にしたい」、「自然を相手にする農業、若い人に農業を始めてもらうためには収入の安定と農業を知ってもらうことが重要なんです。」と語る藤田善江さん。
新規就農者には行政から5年間の補助があるが、6年後以降は補助が受けられないことが問題の一つだと考えているという。そのために広告代理店とも契約し、ホームページやSNSを活用することで農業の魅力を発信し続けている。今まで手作業で行っていた農作業の機械化を進めることで、生産性を向上させ、就農者の収入の安定を実現したい、また若い人が農業を始めやすい環境を私たちが作らなければいけない、そういった思いもあり、今回、日立建機さんのミニショベルを購入しました。
導入の決め手
「女性でも簡単に乗れる」
そんな機械を試してから購入できた
アスパラガスや青パパイヤの根の掘り起こしを手作業で行うのは非常に重労働なんです、重機を導入する前はスコップを使って手作業で行っていました。重機を導入してからは天地返しの作業も簡単になり、効率的に作業が行えて、農作物もより良いものが採れるようになりました。
ビニールハウス内での作業には高さの制限があり、コンパクトなサイズのショベルが必要だったんです。しかし実際にビニールハウス内に重機を入れて使ってみないと本当に使用できるかは分からず、日立建機日本さんに相談しました。
営業の方に相談したところ、すぐにスペックの合った機械を持ってきてくれ、ビニールハウス内での作業に問題ないか、女性でも簡単に乗れるかを試してから購入を検討する事ができました。検討段階で実際の使用感やスペックが判ったことによる安心感が決め手になりました。今では「ちょびまるちゃん」と名前をつけて大切に使っています。
将来の展望
自然農法で環境と人に優しい農業を
安心安全な農作物を生産することにこだわる21世紀フラワーファーム様は、人体への影響だけではなく、環境問題にも力を入れているという。
人体はもちろん環境にも配慮しなければいけないと思っています。土やオゾン層、地下水にも悪影響を与えてしまう化学肥料の使用は一切せず、完全有機栽培をしているんです。
土が健康で自然に近い状態のためイノシシによる農作物への被害も多く、苦労は耐えない。それでも自然農法にこだわり続けた結果、21世紀フラワーファーム様で生産されるブルーベリーやアスパラガスは、収穫から調整までの期間に、消毒剤や化学肥料を使用せずに生産された農作物にのみ認められるしか認められない、「エコやまぐち100」という認証を受けている。
この取組みの推進には若い人たちの参入が不可欠。今後も機械化による生産性の向上をはかり就農者の収入の安定を実現し、農業を魅力ある職業にしたい。