導入の目的

文化や伝統などを残しつつ、未来のために
日々工夫しながら漁業全体を盛り上げていきたい

北海道は日本海、太平洋、オホーツク海の3つの海に囲まれており、季節ごとに様々な魚が獲れる世界的にも有名な漁場の一つ。雄武町は北海道の北東部に位置し、コバルトブルーのオホーツク海を臨む海岸線が35kmにも及ぶ、約70年の歴史がある漁港だ。
雄武町にて、先代から引き継ぎ約30年にわたり漁業を営む2代目 高宮 継一郎さん。
北海道オホーツク海地区は、厳冬期には流氷が接岸し海中の栄養塩が非常に豊富な海域であり、北海道全体の約3割の漁業生産量を誇る一大生産地だ。主要な漁法には9月から11月末まで行われる鮭定置網漁などがあるほか、オホーツク海の豊かな漁場で、春から夏にかけてはホタテ、毛ガニ、ウニやタコ、昆布などを水揚げし、全国へ出荷している。
高宮さんは舟場や作業場、駐車場などの除雪用として日立建機のホイールローダZW50-5Bを2021年に購入されました。

導入のポイント

きっかけは「ホームページからの問い合わせ」

最初は中古車を探したのですが、中古市場も高騰しており、周りの仲間に聞いたところ日立が良いと薦めてくれました。実際に仲間の機械に乗せてもらってから、一度日立建機日本さんに相談してみようと思い、ホームページから問い合わせをしたことがきっかけでした。すぐに営業の高橋さんから連絡をもらいました。物腰優しい方で、製品・機能を丁寧に説明してくれました。主な用途は除雪作業ですが、機能やオプションについて、「こういうものがあった方がいい」「ここまではいらない」など、購入する際に必要な情報をはっきりと提案してくれました。価格的にも中古車とそこまで変わらないことや、建設機械の新車であれば単年度償却などの節税効果もあることを教えてもらい、最終的に新車の導入を決断しました。

導入の効果

「親身になって提案してくれた
一緒に選んだ機械」、
大切に使っていきたい

以前は15年ほど前に購入した中古のホイールローダを保有していました。今回の購入に際し、以前保有していたものより2クラス上のZW50-5Bの提案がありました。個人的にも1クラス上のZW40-5Bクラスが良いのではとは思っていましたが、高橋さんの丁寧な説明を受けて2クラス上のZW50-5Bの導入を決めました。実際に使用した感想は、まずは『静か』。さらに力強さも申し分なく、日に日に日立のZW50-5Bにして良かったなと感じています。親身になって細かいスペックの比較検討に対応してくれた高橋さんに感謝しています。 冬場は除雪作業、夏場は昆布などの運搬に、大切に使っていきたいと思います。

将来の展望

「機械化や生産性向上」を進め、
「育てる漁業(養殖業)」も確立していきたい

人材不足や後継者問題など厳しい状況の中で、漁業、農業なども含めた第一次産業の機械化・生産性向上は急速に進んでいると思います。設備投資の面でも将来を見据えて少しずつ進めていきたいと思います。
温暖化の影響でここ数年は獲れる魚(回遊魚)が少しずつ変わってきました。まだ主体となる魚は大きく変わってはいませんが、ブリなどの以前は非常に珍しかった魚がよく獲れるようになっています。獲れたものにどう付加価値を付けていくのかを考え、来る魚を獲るだけではなく、「育てる漁業(養殖業)」を確立し、後継者に残していく必要があると考えています。
先代たちが築き上げてきた文化や伝統は残しつつ、未来のために日々工夫しながら漁業全体を盛り上げていきたいと思っています。

企業紹介

高宮継一郎さん

雄武町では70年以上漁業が行われており、漁業組合員は100人程度いるという。息子への漁業権の継承が伝統で、既に4代目となっている仲間もいるとのこと。高宮さんのお父様が60年前にこの町で漁業を始め、高宮さんも漁業に携わって30年が経つという。
鮭定置網漁は10人程度で共同漁業を行っており、9月から11月末まではほぼ毎日操業が続く。オホーツク海・雄武前浜沖の定置網漁で漁獲される秋サケのうち、特別に脂がのった3kg以上のシロザケだけを厳選し、雄武前浜産天然銀毛鮭「雄宝(ゆうほう)」としてブランド化している。

『雄武漁業協同組合』高宮継一郎

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